ポケモンが流行ったのは私が小学生の頃だったと思う。その頃って男子はバトル鉛筆とかドラゴンボールに夢中で、私はセーラームーンに夢中だった。女の子でもゲームが得意な子は居てその子は男子に混ざってポケモンの話に夢中になっていた。アニメも大ヒットし爆発的な人気を誇るも、私は相変わらず興味を示さなかった。
あれから二十数年、まさか自分の息子がポケモンにどハマりするとは思ってもみなかった。クリスマスプレゼントにピカブイを貰ってからポケモンへの愛が加速していき、キャラクターの説明をマシンガンのようにするのを私は適当に相槌をうっている。どのポケモンが好き?ポケモン何個まで言える?これは何タイプに進化するでしょーか?毎日うんざりするほどだったがそんな日々にある日終止符が打たれたのだった。主人が出張先の札幌で買ってきたポケモンのぬいぐるみがきっかけだった。大人の手のひらより少し大きいサイズのピカチュウとイーブイのぬいぐるみだ。なんとも可愛らしく手触りのいいそのぬいぐるみに私はすっかり心奪われてしまった。ポケモン…可愛い…。それからは息子にポケモン図鑑をねだられるままに購入し、アニメを一緒に観て、映画をレンタルして泣いての日々が始まった。私の人生に新たなジャンルを開拓してくれてありがとうと感謝しつつ、今日も息子と画面に向かってモンスターボールを投げつけるのであった。